【COVID19】感染が広がるマレーシア、活動制限令(CMCO)を施行中

Malaysia


現在私はテレワークで仕事をしていますが、本当だったらマレーシアのオフィスで業務をしているはずでした。

新型コロナウイルス(COVID19)の影響で渡航ができなくなり、就労ビザも審査が長期化。

このような事情があり、一時的な措置として日本から仕事をしています。

マレーシアでは日本以上に感染が拡大中

日本ではコロナの感染がそれほど広まっていませんので、そろそろ海外への渡航もできるようになるかな~なんて思っていたのですが、マレーシアでは日本よりも早いペースで感染が拡大傾向にあるようで、けっこう大変なことになっていました。

 

10月12日には、イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣がサバ州全域における条件付き活動制限令(CMCO)を施行を決定。

翌13日から2週間に渡り、感染症防止のための制限が行われています。

 

また、サバ州に限らず他の州でも下記のような活動制限が出ています。

  • 州内の地区を跨ぐ移動は禁止。ただし、被雇用者は雇用主からのワークパスまたは許可証を提示することにより移動が可能。
  • 生活必需品の買い出しのために外出できるのは、一世帯につき2名まで。
  • 全てのレクリエーション施設、スポーツ施設、社会活動や文化活動が許可されない。もちろん娯楽施設やナイトクラブも営業禁止。学校、幼稚園、高等教育機関、モスク、礼拝所は閉鎖。
  • 食料品店、マーケット、コンビニ、レストランなどの営業時間は午前6時~午後6時まで。しかもドライブスルーでの購入や配送、持ち帰りに限定
  • タクシーやフードデリバリー(Grabなど)は午後8時まで

相当厳しくなっていますね。。。

東京がやっていた緊急事態制限が可愛く見えてきます。

 

以前から外出時はマスクをしなければ罰金!という厳しい制限があったそうなのですが、現在では外出時にマスクをしていない人は問答無用で刑務所に送られるように変更されました。

 

地区を跨いでの移動も厳格に取り締まっており、警察によって検問が敷かれているそうです。

このことで警察官に文句を言うと『家に帰るか、逮捕されるか、どっちがいい?』と脅されるとか。マレーシアの警察官は気合が入ってますね。ユーモアの才能もある(笑)

 

これだけ厳しい制限をかけなければならないほど、マレーシアは切羽詰まっています。

私の所属している会社も以前は一部の人だけが在宅ワークでしたが、現在は全員がフルリモートワークになりました。

 

私の会社はリモートワークできるからまだマシな方ですが、飲食業や娯楽施設など、対面業務がメインの業界は文字通り瀕死のはずです。

活動制限中の金銭的・経済的な補償の有無については確認できていませんが、もしも補償が無かったり不十分だったりした場合は、日本のように経済的な理由による自殺者の増加や企業の倒産・リストラの増加といったことが起こりえます。

 

また、マレーシアの人はわりと衛生意識が高くキレイ好きな国民性だと聞いており、日本と同じく感染症の拡大がしにくいと思っていましたが、そうでもないようです。

日本みたいに何の補償もないのに『お願い』だけで外出を自粛する国民性の国は国際的にはやはり珍しく、特にマレーシアのような多民族国家だと「国全体が一致団結して困難に立ち向かう」というのは難しいのかな、と感じました。

 

外出制限は来月まで続くようですが、強制的に家に引き籠らされてしまうマレーシアの方々は、精神的にも肉体的にもツライなあ・・・と感じました。

孤独感を感じやすい方もいると思うので、マレーシア在住の同僚の話し相手になってあげたりして、メンタルケアを手伝ってあげたいと思います。

 

あと、当然ですが、自由に外出できるとは言え、日本でも手洗いうがいをして感染症にかかりにくい行動をみんなでやっていきたいですね!

 

 

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