【マレーシア】庶民的なインド料理店で格安のミックスライス(経済飯)を食べる方法

マレーシアの経済飯

マレーシアは物価が日本の 3分の1といわれています。しかし、食事をする際に飲食店のメニューを見ると、安そうに見えるお店でも値段が高くて「日本とあまり変わらないなあ…」とガッカリしてしまいます。

それもそのはず、メニューに記載されているのは外国人向けの”ちょっとイイお料理”がメインなので、金額も高いものが多いのです。

では地元の人たちはどのようなものを食べているのかというと、皿に盛ったライスにブッフェ形式で具材を乗せていく、通称【経済飯】と呼ばれてるものを食べています。

経済飯の注文方法についてご紹介します。

店内で食べますか?持ち帰りですか?

コロナ前から聞かれていたのかは不明ですが、お店に入ると最初に店員さんから Dine in(ダイン・イン=店内飲食)か Take away(テイク・アウェイ=持ち帰り)かを聞かれます。

マレーシアではGrab foodやFood pandaといったデリバリーサービスが頻繁に利用されているためか、持ち帰りするお客さんがとても多いです。その影響なのか、お店の入り口で店内・持ち帰りを知らせる必要があるようです。

Dine in(店内飲食)であることを伝えたら、「ミックスライス プリーズ」と伝えるか、ライスが食べたいとジェスチャーで説明しましょう。ダイン・インの場合はご飯を盛りつけたお皿を渡されるか、お皿だけ渡されて自分でご飯を盛りつけるように言われます。テイク・アウェイの場合は 持ち帰り用のパック皿を渡されます。

好きなものをお皿に盛っていく

次に、肉や魚、野菜などの好きな料理をお皿に乗せていきますが、実はどのお店でも盛りつけた料理の品数や量によって、金額が設定されています。

一般的には、肉一品・野菜二品 の合計三品が基本とされており、これに加えて肉や野菜、カレーのルーなどを加えると値段が上がっていきます。基本の三品だけだと、ホーカー(安い食堂)なら 10リンギット(約300円)以内に収まることが多いです。

インド料理店ではタンドリーチキンは高めの設定になっており、タンドリーチキンだけで10リンギットくらいすることもあります。

適当な席に着き、店員さんを呼ぶ

好きな料理をお皿に盛りつけたら、適用な席に座りましょう。

店員さんが皿に盛られた料理を見て合計金額を計算し、メモ用紙などに値段を記入し渡してくれます。飲み物を頼みたい場合は、このタイミングで注文するといいです。ちなみにお水が欲しいとき、現地の方を真似して「アイスワン」と伝えたことがありますが、全然アイスじゃない”ぬるま湯”を出してもらえました。マレーシアは甘ったるい飲み物が多いので、甘くないドリンクが欲しい時はアイスワンを頼みましょう。

なお、店員さんは制服を着ているわけではなく、私服で働いていることが多いです。ウロウロしている謎のおじさんがいると思ったら店員さんだったり、逆に店員さんに話かけたつもりだったのに、相手もお客さんだったりします。適当に手を挙げて呼びかけて、近づいてくる人を探すか、他のお客さんに対応している店員さんっぽい人を探しましょう。

手を洗う

何をいまさら?と思われるかもしれませんが、ドリンクを待っている間に、水道で手を洗っておきましょう。

マレーシアでは一口サイズの肉料理でも、小骨を取り除かずに提供しているのが一般的です。スプーンやフォークだけではうまく取り除けないので、必然的に手を使うことになります。

ヒンドゥー教徒のように料理を直接右手でつまんで食べるつもりがなくても、あらかじめ手を洗っておく必要があります。どこのお店でも、インド系のお店ならだいたい手洗い場が見える場所にあります。探しても見つからない場合には、トイレの水道を使うかウェットティッシュなどで手をぬぐっておきましょう。

Enjoy meal 

さあ、ようやく食事の時間です。

マレーシアは美味しい料理が多いので、たくさん食べすぎないように気を付けてください。

マレーシアの経済飯2

マレーシアの経済飯3

経済飯はたいてい、入口にドアがなくオープンになっているお店で食べることができます。

普通に着席してメニューから料理を頼むのも良いのですが、メニューから頼む場合は経済飯よりも値段が高めだったり、安くても栄養バランスの悪い食事になりがちです。

マレーシアで安くて、おいしくて、栄養バランスも整えることができて、そして何よりも「お米」が食べたいときには、経済飯を注文してみてはいかがでしょうか。