マイナンバーカードを返納しました!という人が増えているらしいが、新規申請者数はその何十倍もいるという実態(データで見るマイナンバーカード)

マイナンバーカードを利用したコンビニでの証明書の誤交付や公金受け取り口座の紐付けミスなどのトラブルのため、マイナンバーカードに不安を感じてカードを返納する人が増えているという報道があります。

私の周りにはマイナンバーカードを返納したという人が1人もいないため、報道の内容が事実なのか気になりマイナンバーカードについて調べてみました。

実は増え続けているマイナンバーカードの申請者数

実はマイナンバーカードの申請者数や交付枚数、それから公金受け取り口座の登録状況や健康保険証としての利用登録数は、デジタル庁がデータを公開しています。

www.digital.go.jp

 

そしてデジタル庁のデータを見ると、実はマイナンバーカードの申請者数は 1日あたり 1万人、 1週間で7万人のペースが維持されており、公金受取口座の紐付けや健康保険証の利用登録についても同様だということが分かります。

マイナンバーカードの申請件数と交付枚数
マイナンバーカードの申請件数と交付枚数

マイナンバーカードの健康保険証としての利用登録数
マイナンバーカードの健康保険証としての利用登録数

公金受取口座の登録数
公金受取口座の登録数


これまではマイナンバーカードを返納する人が極端に少なかったため、ここ数ヶ月の報道を見てマイナンバーカードを返納した人の数が激増したように錯覚してしまう方が多いようですが、全体的にはマイナンバーカードを申請・所有する方の数は増え続けているんですね。

 

 マイナンバーカードの人口に対する申請件数率は既に 77%を超えており、実際に交付されて手元に持っている方の割合も人口の 7割を超えています。

すでに身分証明書としての地位を築いており、普及率も十分です。今後も活用されていくのは間違いありません。

 

マイナンバーカードの返納が大げさに報道されていますが、実際には返納した人の数の何十倍もの人が新たに申請をしてマイナンバーカードを持つようになっています。

マスコミの報道に踊らされ ごく一部のことに気を取られるのではなく、全体がどうなっているのか確認するのはとても大事ですね。

マイナンバーカードを返納する方がいるのはおそらく事実なのでしょう。ですが、返納した人の数よりも圧倒的に多くの方たちが新たに利用したいと考え、申請をしたり手元に置くようにしています。

マスコミも政府もこの事実をもっと報道した方が良いのではないでしょうか。