海外生活をスタートするにあたり、顔を見ながら会話ができるツールをいくつかマスターしておきました。私の場合、友人との連絡は特に問題ないのですが、両親はデジタルツールに慣れていないため使い方を教えなければならないので大変です。
どのツールも機能に差はないのですが、ビデオ通話ができる有名ツールを3つご紹介します。年配者とビデオ通話する場合、このうちの1つか2つの使い方を教えておけば大丈夫です。
LINE(ライン)
日本では一番有名なコミュニケーションツール「LINE」です。連絡先を知りたいときは「とりあえずLINEで」というくらいに使われています。私も連絡先を聞かれたときには、とりあえずLINEを教えています。
LINEは電話番号を持っていない人でもアカウントを作ることができますし、相手からの連絡をブロックすることもできます。そのため仕事のときとは別に、プライベートな連絡先用として使っている方も多いです。
年配の方でもスマホを持っている方は使っている場合が多いので、LINEは重宝しています。
ビデオ通話をする場合、個人あての連絡画面にて電話マーク📞をタップします。すると音声通話かビデオ通話かを選べるようになるので、ビデオ通話をタップすることでこちらの端末のカメラがオンになります。
あとは相手がビデオ通話に同意して出てくれれば、お互いに顔を映しながらでの会話が可能です。
Zoom(ズーム)
Zoomはコロナの影響に伴い在宅ワークが普及し、ビジネスツールとして一躍注目されるようになったツールです。
ビデオ通話はもちろんのこと画面シェアもできるので、パソコンの使い方を説明したり自分が今見ている画面の情報を伝えたりするときにも使いやすいです。
なぜか年配者の中には「LINEは使いたくない」という謎の価値観を持っている方がいるのですが、LINEがダメな時にはZoomでのビデオ通話や連絡の取り方を教えてあげましょう。
Skype(スカイプ)
Skypeはインターネット回線による通話サービスのレジェンド的な存在です。
非常に古いサービスなため、年配の方でもLINEやZoomのことは知らなくてもSkypeなら聞いたことがあるということが多いです。
機能はZoomとほとんど同じですが、データ量が多くなりがちなためZoomよりも動きが遅い傾向にあります。
ビデオ通話をしたいときには、画面下の方にある「通話」から連絡先を表示します。電話マーク📞 の横にあるビデオマークから、カメラ・オンの状態で連絡可能です。
SkypeもLINEと同様に、音声通話やチャット機能が付いています。画像やPDFなどのファイルも送信できるので、近況報告の写真を送ったりするのにも便利です。
ビデオ通話をする時の注意点
ビデオ通話をする際にはいくつかの注意点があります。家族や友人とのビデオ通話でも気を付けましょう。
時間帯や相手の都合を考慮する
電話やチャット・メールとは違い、ビデオ通話ではカメラを通して視覚情報まで伝えることができます。これはメリットと言えますが、家の中の様子や相手の状況が筒抜けになってしまうので、デメリットにもなりえます。
ビデオ通話の相手は、家の中にあなたに見せたくないものが置いてあるかもしれませんし、人に見せられる服装をしていないかもしれません。あなたは良くても相手にとっては問題ありなこともあるので、ビデオ通話をしたいときには相手の都合に配慮しましょう。
あまり親密な関係でないときには、ビデオ通話をしたい日時をあらかじめ伝えておくのがベストです。その際、「○時○分から ○時○分まで」と、終了時刻も書いておくと親切ですね。
また、プライベートな連絡であっても、カメラをオンにしたくないことがあります。相手の都合に配慮し、カメラをオンにしてくれなかったからといって不機嫌になるようなことがないようにしましょう。もしかしたらあなたがビデオ通話を申し込んだ相手は、お風呂あがりで他人に見せられる姿ではなかったのかもしれません。
女性はメイクをしてからビデオ通話に出る方も多いので、男性→女性へのビデオ通話の際には特に注意が必要です。私も男性からの連絡のときには一度部屋の中と自分の顔を確認して、かけなおすようにしています。
トラブル発生時は原因の究明を
カメラはオンになっていても「相手の声が聞こえない」といったことが起こりえます。
この場合には、使っているパソコンやスマホの音量設定を確認しましょう。ボリュームがゼロだったら音声は聞こえません。
使用するツールによって音量の初期設定が違うこともあるので、LINEでは問題なくてもZoomでは音が聞こえない…ということもありえます。
ほとんどの場合、ツールの問題ではなくスマホやパソコン側に原因があるので、なにかトラブルが発生したときにはまず自分や相手が使っているスマホ・パソコンの設定を見直してください。
私は転職活動をしているとき、オンラインでの面接の際に一度やらかしたことがあります。面接官の声が聞こえず普通の電話での面接に切り替えてもらったのですが、あとで確認したら私のスマホの音量設定が小さかっただけでした。逆に、母にzoomの使い方を教えた際も、母のパソコンの音量設定が小さかっただけのことがありました。
凡ミスでコミュニケーションが取れなくなるのは悲しいので、最低限のパソコンの設定方法やツールの使い方はマスターしておきたいですね。
ビデオ通話(ツール)を使いこなせるかはあなた次第
どんなに便利なツールでも、使いこなせなければただのガラクタです。
ビデオ通話は便利ですが、使いこなせなければ意味がありません。海外生活をはじめるときに家族や友人から連絡手段としてビデオ通話を求められることがありますが、自身が十分に使いこなせていること、相手も十分に使いこなせることが前提条件です。
無理にビデオ通話を使おうとせず、相手や自分の能力に見合った連絡手段を選択するようにしたいですね。
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